https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180312-00538992-shincho-soci
ブームに沸く仮想通貨だが、その裏では「仮想通貨詐欺」も横行している。
投資トラブルに詳しい荒井哲朗弁護士によれば、
「その場としてよく使われるのが『セミナー』です」
と言うが、実際、
「サイトに『ビットコインも上回る!』と書かれていたんで期待した。でもいい加減でビックリしました」
とは、この2月に怪しいセミナーに参加した、都内の20代、男性会社員である。
「説明によれば、その会社が作ったコインが今年中に上場する、と。
するとビットコインと同じように値上がりすると言うんです。購入者が殺到しているとも書かれているんで、慌ててセミナーに申し込みました」
会場は都内繁華街にあるビルの一室。15名ほどの参加者が待つ中、出てきたのは若い男。どこから見ても日本人なのになぜか「ショーン」と名乗っていたという。
「そのショーンはパワーポイントを使って説明を始めたんです。“この通貨はすごい。守秘義務があって話せないけど”。
いいから話せよ、とイライラしました。“開発にはビットコインチームのメンバーが携わっている”とウラの取れないことを言うし、“今は仮想通貨のゴールドラッシュ”と言うのも、力み過ぎていて笑ってしまいました」