ソーシャルゲーム、いわゆる「ソシャゲ」は、課金沼にハマると抜け出すのに相当苦労するものらしい。キャリコネニュースが実施するアンケートで、「ソシャゲ廃人」を経験した人に「何にどれくらい課金し、その結果どうなったか」訊ねると
「『魔剣伝説』月10万から20万の課金。家族を失いました」(神奈川県/40代男性/その他/年収300万円台/正社員
「『剣と魔法のログレス』約月20万、総課金額500万。家族に嘘をついたり、カードの支払いで返済がギリギリの生活がつづいたり」(東京都/40代男性/商社系/600万円台/正社員)
といった声が届いた。(文:okei)
「もちろん自業自得、ゲームを責めても仕方がない」けれど…
そのほか、東京都の50代男性(年収300万円台/その他/契約社員)は2021年2月にサービスを終了した「のぶニャがの野望」に約400万円を課金。これに加えて「アイドルマスター シンデレラガール」に約200万円、「ブレイブソード×ブレイズソウル」に約200万円、「カード決済で課金を積み重ねて行った」という。単純計算でトータル800万円だ。男性は、心境をこう語る。
「結果、そのゲームをやめた後も延々と返済を続けなければならない事が、本当に苦痛でした。もちろん自業自得ですし、ゲームを責めても仕方がないのですが、ガチャという課金システムは本当に悪質だなと思います」
また、埼玉県の30代男性は「ストラガーデン」に「7年で40万くらい」課金したという。前述の男性と比べると課金額はそれほどでもないように感じるが、「貴重な時間や学歴」を失ったと振り返る。
「大学を辞めてニートを2年やった結果、そこから人生を立て直すのにものすごく苦労した。引きこもりみたいな底辺生活をしていた時期もあった。高卒、職歴、学歴なしからの人生再スタートをしたこと」
そう語る男性だが、現在はIT・通信系の職種で正社員、年収500万円台で働いているという。ただ、「正社員になるにも書類落ちの日々」とも明かしており、やはり立て直しにはとてつもないパワーを要したようだ。
キャリコネニュース2022.4.5
https://news.careerconnection.jp/career/general/133381/