その光景は、まるで医療ドラマさながらだったという。6月18日、日付が変わろうとする深夜0時近くの東京・羽田空港。北海道・新千歳空港からの最終便が到着した直後、空港内のエレベーターホールで、20代の女性が突然その場に崩れ落ちた。床にばたりと倒れ、そのまま立ち上がることなく身じろぎ一つしなくなると、周囲は騒然とし始めた。そこにとっさに駆け寄ったのはSexy Zone(以下セクゾ)の中島健人(29才)と菊池風磨(28才)だった──。
遡ること5時間前。セクゾメンバーの姿は、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナにあった。現在、彼らは6月10日から始まった全国ライブツアーの真っ最中で、17、18日には北海道でのコンサートを迎えていた。
昨年12月に、体調不良のため活動を休止していたメンバーのマリウス葉(23才)を送り出し、中島・菊池・佐藤勝利(26才)・松島聡(25才)の4人で第2章をスタートさせたセクゾ。ここ数年は個々の活動に注力し、グループ全体の底上げに取り組んできた。
中島は多忙な合間を縫って勉強してきた英語を生かし、「Hulu」で2024年に世界同時放送・配信される海外ドラマにメインキャストとして出演。菊池は今クールの『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)、7月スタートの『ウソ婚』(フジテレビ系)と、ドラマ主演が続く。佐藤もドラマ『青野くんに触りたいから死にたい』(WOWOW)、『赤いナースコール』(テレビ東京系)に主演し、松島は舞台『こどもの一生』の主演を果たし、夏ドラマ『紅さすライフ』(日本テレビ系)にも出演予定だ。
「北海道でのライブのMCでは、ファンへこれまでの大きな感謝を伝えるとともに、特に菊池さんが『もっとグループ仕事がしたい!』と何度も語っていたのが印象的でしたね」(芸能関係者)
それぞれが活躍の場を広げるなか、ようやく集結したセクゾに、待ちわびていたファンは歓喜した。
冒頭のアクシデントが起きたのは、18日の昼夜公演を終え、最終便で羽田空港に到着した直後のことだった。
「実は倒れた女性はセクゾのファンだったようで、中島さんのメンバーカラーのグッズを身につけていました。思いがけずメンバー全員が揃った姿を間近に見てあまりにも驚き、失神してしまったのかもしれません」(居合わせた客)
周りが騒然とする中、“異変”に気づいた中島が、真っ先に女性に駆け寄った。
「中島さんはその場に膝をついて、女性の様子を確かめるように“大丈夫ですか?”と声をかけ、マネジャーさんは空港職員を呼びにすぐさま走り出しました。
菊池さんも突然のことに呆然としながらも『AEDはありますか!』と一心不乱に対応していました。佐藤さん、松島さんも懸命にサポートしていましたね。
空港職員が到着すると、中島さんは『早く冷やしてあげてください』と冷静に伝えていました」(前出・居合わせた客)
やがて女性は徐々に正気を取り戻し、職員に介抱されながら、その場を後にしたという。
「メンバー全員が膝をつきながら、女性と同じ目線で、一生懸命に声をかけ続ける姿には感動しました。本当にドラマを見ているような……いえ、実際にはドラマをはるかに超える緊迫感でした」(前出・居合わせた客)
個々の仕事が目立つようになっても、心は常にグループに──彼らの結束力があればこその救出劇だった。
※女性セブン2023年7月13日号
https://www.news-postseven.com/archives/20230630_1883096.html
引用元:https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1688120897/