◆3300人調査から見る「ニッポンの中年」コロナ禍で揺れる日本。今、そのど真ん中で生きる中年たちは何を考えているのだろうか? そこでSPA!は、40~55歳の男性会社員3300人(既婚2500人、独身800人)の大調査を敢行。その実情や悩みをひも解いた。Q1 独身ですか? 結婚していますか?~全体(3300人中)~未婚(パートナーがいない) 21.2%未婚(パートナーがいる) 3.0%既婚(事実婚も含む) 75.8%▼年収別、未婚(パートナーがいない)と回答した割合300万~400万円未満 42.9%400万~500万円未満 30.7%500万~600万円未満 24.4%600万~700万円未満 18.7%700万~800万円未満 12.7%800万~900万円未満 13.9%900万~1000万円未満 9.0%1000万~1500万円未満 6.9%アンケート概要:個人年収300万~1500万円、40~55歳の男性会社員3300人(既婚2500人、独身800人)が対象=====◆独身中年の9割に彼女がいないまずQ1で明らかになったのは、「収入が低いほど独身率が高く、さらに独身中年の9割近くに彼女がいない」という衝撃の事実だ。「若い頃は結婚願望もあったが、女性を口説くカネもないし、ゼロからコミュニケーションをとり、時間を使うのが面倒くさい」(45歳・運輸)という悲痛な声も多数寄せられたが、こうした現状に男性学を専門とする社会学者の田中俊之氏は警鐘を鳴らす。「収入が低い層ほど独居老人化や孤独死のリスクが高いという調査結果が出ていますが、現状の独身男性はまさにその予備軍。このままでは、女性関係のみならず、人間関係が希薄化していきます」独身は気楽……と考えがちだが、将来のことを考えると、決してそう楽観はできない。◆仕事の価値観が変わる過渡期にいる40~50代次いで、Q2では中年の頭の中のポートフォリオを解析した。Q2 日常的に頭の中を占めていることは?(複数回答可)仕事へのポジティブな思考 28.6%仕事へのネガティブな思考 36.7%お金へのポジティブな思考 22.4%お金へのネガティブな思考 32.3%社会へのポジティブな思考 8.0%社会へのネガティブな思考 23.2%自分へのポジティブな思考 25.2%自分へのネガティブな思考 31.1%=====すると、「出世もせず、仕事も楽しくないが、転職もできない。このまま定年まで働き続けることすら、気が重い」(53歳・通信)といった仕事へのネガティブな思考がトップに。ライフシフトジャパンの豊田義博氏は、こう分析する。「40代から50代は、社内で自分に出世の芽がないと突きつけられる一方で、会社から意に沿わない異動ややりたくない仕事を任されやすくなる時期。その上、今の中年世代は、入社時は終身雇用・年功序列が当たり前だったのに、いざ自分が中年になったら、その常識が通用しない。ここ5~10年は、いつの間にかシニア向けのキャリア研修や自立を迫られる機会が増え、戸惑う人も急増しています。さらに、仮に出世したとしても、管理職の適性がない人に無理やり任せるケースも多く、どちらに転んでも仕事を楽しめている人が少ないという現実があります」◆仕事や人生への意欲が下がれば… 仕事への不満が溜まれば、人生へのモチベーション自体が失われる。豊田氏はこう続ける。▽引用ここまで。全文は下記でどうぞ
そう、彼女がいない!
僕の隣あいてますよ!