毎日新聞 2021/3/2 19:40(最終更新 3/2 19:40) 739文字日銀による上場投資信託(ETF)購入に異変が起きている。これまでは株価が一定程度下がると買いに入って株価下支えに貢献してきたが、2月は株価が急落した26日を除いて下落局面でも動かなかった。日銀が3月に実施する金融政策の点検を見据え、株価が高値圏ならば購入基準を厳格化して買わない運用に切り替えた、との見方が市場では広がっている。日銀は年間12兆円を上限に原則6兆円ペースでETFを購入する方針を示している。市場が動揺した際、投資家心理を改善させる効果を狙っている。ETFを買う明確な基準を日銀は示していないが、市場は過去の実績から「0・5%ルール」を導き出した。「東証株価指数(TOPIX)の午前の終値が前営業日比で0・5%以上下落すると、午後にETFを購入する」という法則だ。三井住友DSアセットマネジメントによると、2016年3月以降はこの法則に沿って例外なく購入されてきたという。ところが21年2月に入り、この法則通りに動かない日が計3日あった。日銀がETFを購入したのは、TOPIXの午前終値が1・92%下落した26日のみだった。日銀のETF購入(全営業日に購入している少額分を除く)が月1日だったのは、15年10月以来5年4カ月ぶり。市場では日銀の変化について「今後のETF購入方針の変化を示唆している」(エコノミスト)との受け止め方が広がる。日銀は3月の政策点検の狙いを「副作用に配慮しながら効果的な対応を持続的に行うため」(黒田東彦総裁)と説明しており、三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは「ETFの年間購入原則などの数値基準をなくし、必要に応じて大規模に買う方向で検討しているのではないか」と指摘した。【浅川大樹】
日銀点検の結果は3月19日発表だお。
ただ今のところ株価も大幅に下がるわけでもなし、為替もドル円が107円付近、ユーロ円に至っては129円、ポンド円は149円と円安方向に動いているので、変更後(株価上昇局面では抑制、下落局面では買い支え)の動きが続くのではと思っているお。
なので株価の上値は抑えられ動きが鈍くなるかと。
値幅を取るならFXのほうが稼ぎやすい相場になってくるかと思うお。