http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/030100787/
テックビューロ(大阪市)が運営する仮想通貨取引所「Zaif」で仮想通貨の不正出金・不正取引が発生した問題で、同社が複数の利用者に対して、被害額と同額の仮想通貨を返却する方針を通知したことが日経ビジネスの取材でわかった。
テックビューロは1月10日、1月6~7日にかけて同社が利用者に発行している「APIキー」が悪用され、10人分のアカウントについて合計37件の不正出金が行われたほか、15人分のアカウントで合計137件の不正注文があったと公表した。アクセス元については海外のホスティング会社のものと思われる4つのIPアドレスからの接続を確認しており、APIキーの漏洩経路の特定は調査中としていた。
複数の被害者によると、2月23日にテックビューロから「APIキー不正利用の件について」というメールが届いた。手続きの詳細や実施時期については改めて連絡するとした上で、不正出金について「同額の仮想通貨を返却いたします」と記載されていた。不正取引に関しては、希望する利用者については取引前の状態に戻すとした。
APIキーの漏洩経路については依然として判明していない。テックビューロが被害者に対して行った利用状況のヒアリングでは、漏洩につながる共通事項はないと確認されたという。一方で、同社のシステムにも欠陥や漏洩の痕跡は見当たらなかったとしている。
(※中略、全文はソース元で)