ビットコインは70万円付近まで高騰、異常な強さにある「5つの理由」|仮想通貨市況https://t.co/4Q9v2Ebnyl
●米中貿易戦争で大荒れの株式市場、ビットコイン市場に与える影響は?
●BTCドミナンス高騰でXRP/BTCが大底圏へ
●最重要カンファレンス、コンセンサス2019迫る— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年5月10日
ここ最近のビットコインは、伝統金融商品と比較して極めて強いパフォーマンスを叩き出しているが、その背景には何があるのか。
1. 大手取引所の需給面
2018年10月時点で、約半数の認可済み仮想通貨交換業者で仮想通貨の証拠金取引が提供されており、国内の仮想通貨取引全体の内、証拠金・信用 ・先物取引は実に81.61%を占めている。(現物取引は18.39%)
2018年の仮想通貨市場は低迷を続けており、現物評価額が大幅に毀損する一方、売りポジションで利益を出すことが出来る「ビットコインFX」需要がより高まっているという現状もあったと考えられる。
このような状況にある中、証拠金取引が盛んなbitFlyerの存在感は一層増しており、その影響は看過できない。マイナス乖離であればbitFlyer FXでBTCが先行して一定程度売り込まれていることを示しており、マイナス乖離の状態で価格が上昇している場合は、ロング優勢を示唆している。
2. 中国のマイニング状況
市場の状況を後押しする可能性があるのが、2017年末の下落で急落し下落要因となったビットコインマイニングハッシュレートの状況である。
ビットコインハッシュレートは、2019年の相場回復に比例して回復傾向にあるが、マイニング業者の大多数が拠点を構える中国において、6月から豊水期が控えている。
豊水期とは、中国の雨季に伴い水力発電の電力量が多く変動し、電力代に大きな差が生じる時期である。ビットコインマイナーが拠点を構える四川省や雲南省などは特に水力発電が活発な地域であり、ビットコインマイニングの最も重要なランニングコストである電力代が大きく下がるため、マイナーの損益分岐価格が大きく下がる可能性がある。
3. 株式市場のリスクオフ
国際株式市場では、米中貿易戦争の激化とそれに伴うリセッション(景気後退)リスク、英国のブレグジット(EU離脱)問題などで地合いが急悪化している上、このような先行き不透明感や相場の不確実性は当面拭えそうにない。
そんな中、ポートフォリオを縮小した投資家の資金逃避先の一つとして、直近数ヶ月で最もパフォーマンスに優れ、今後数カ月での値上がり益が期待できそうな金融関連商品である仮想通貨(ビットコイン)が選択肢に入るのは、それほど不自然ではないだろう。
4. USDTの乖離減
1ドルの価値を持つ仕組みのUSDTは、基本的に1USDT=1USDを保つ動きをするが、問題発生時にこれまで何度も大きく乖離する状況が見られていた。直近では、USDTの乖離が縮小し始めており、テザーに関する懸念後退を示している。
バイナンスハッキングの件を含め、ネガティブサプライズでの急落時に「買いの強さ」が確認できることは、明らかに以前までの市況と異なり、センチメントの大幅改善を雄弁に物語っている。
5. BTCドミナンス急拡大
アルトドレインで、上昇の一途を辿っているビットコインドミナンス(占有率)。
「アルトドレイン」は2017年のバブル相場でも発生しており、ビットコインの高騰が一服すれば、アルトコインへの資金の逆流入ターンとなり、循環物色される可能性も十分考えられる。
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