今、FIREという言葉が注目されている。これは、Financial Independence,Retire Earlyの略で、投資などで経済的自由を得て早期退職を目指す生き方のことだ。欧米の若年層から広まり日本に広まり、今では「FIREブーム」という言葉も。日本におけるFIREブームの火付け役になった、『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』の著者・穂高唯希氏(31歳)にその極意を聞いた。数千万円の資産でも実行可能?FIREの極意は「ムダの削減」投資を志す人なら誰もがセミリタイアを考えたことがあるだろう。ただ、昨今のFIREブームは、これまでのセミリタイア像とは違う面を持つようだ。日本におけるFIREブームの火付け役になった、『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』の著者・穂高唯希氏(31歳)が話す。「昨今のFIREという概念で特徴的なのは、経済的自由といっても、億万長者になることが目標ではないことです。FIREという言葉が注目されるようになった背景には、特に先進各国で顕在化している“価値観の変化”があると思います。会社で働いて高年収や高いステイタスを築くよりも、自由で自主的な生き方や時間のほうが大切だと考え、会社などの共同体的制約のない生活を求める人が増えているのです。一方、生活コストに目を移せば、今はネットフリックスやシェアサービスもあるので、あまりお金をかけずに娯楽やインフラが使えます。昔と比べて低コストでも何不自由ない生活が送れ、そうした背景もFIREを目指す人が増えている一因だと思います」出費を抑えれば、少ない収入でもFIREは可能穂高氏が30歳で資産7000万円を築いてFIREを達成したように、かつてのセミリタイア像よりも若い年代がFIREに前のめりになっている。理論上は日々の支出よりも収入(株式の配当など)が多ければリタイア生活が成り立つわけで、シェアサービスなどで出費を抑えれば、少ない収入でもFIREは可能になるのだ。「地方移住の増加もFIREブームに影響していると思います。生活費の中で最も大きいのが住宅費なので、地方で暮らせばその分、収入も少なくて済む。FIREする際に必ずしも都市部での生活を維持する必要はなく、『数千万円の資産でも、価値観に沿った最低限の支出で満足のいく暮らしを送る』というスタイルなのです。私は『支出の最適化』とよんでいます」穂高氏もFIRE後は生活費を超える配当金を得ながら、地方・郊外で暮らしている。「会社勤めをしていた頃と比べると、精神的な余裕が全然違います。自分が本当にやりたい仕事や生活スタイルを実現できていると思います。仕事という一つのことに縛られなくなって、農業や林業に携ったり、趣味に没頭したり、今のほうがやりたいことの選択肢が格段に増えたと実感しています」将来不安から資産形成を始めた人も多いだろうが、その先にある選択肢の一つとしてFIREがある。中略高配当米国株を中心に投資し、月20万円の配当で暮らす!高配当米国株中心の運用で着実に配当収入を増やし、30歳で配当が20万円を超えた段階でFIREを達成した。「今は税引き後の月の配当収入が25万円ほど。これだけでも十分に暮らせますし、加えて農業などで労働収入も得ています。生活費は実質、月の収入の3割ほどです」同時に、彼がサラリーマン時代から徹底してきたのが「支出の最適化」だ。「まず自分の価値観を深く知り、その価値観に沿うものにだけ金銭を投じました。例えば市販の飲料は買わずに水筒を持参したり、プールやジムは公共施設を使い、散髪は1000円カット。携帯は格安SIMで十分ですし、医療・生命保険には入りません。そうやって必要最低限の支出がわかることで、『いくらの配当収入があれば会社が辞められるのか』という目標の数字を明確にしました」以下ソース
「支出の最適化」とは言うけれど、普通は給与全額を貯蓄(もしくは積立投資)しても30歳で7000万円には届かないお。(22歳で就職だとして8年で7000万円)
高配当銘柄が減配、無配になるリスクもあり。
もしそうなった時に立て直せるプランは考えておく必要があるかと思うお。