老後におびえる20代、今すべき「積立投資」と「自己投資」とは? ポイントを解説
連載:大杉潤の「人生100年」時代のキャリア相談所【大杉潤への相談内容】
大手企業勤務 4年目 坂井 恒雄 <仮名> 25歳2019年の金融庁報告書で話題になった「老後2000万円問題」をきっかけに、老後のための資産形成を真剣に考えるようになりました。まだ独身のひとり暮らしで、今後の人生設計をどうするかもはっきりしていないのですが、少子高齢化が進んで年金制度が心もとないので、「老後のための資産形成」をしっかり計画的に行いたいと思っています。
一方で、若手のうちはさまざまな勉強のために自己投資をすることが大切だと上司や先輩からはアドバイスされていて、あまり多くない給料をどう使うべきか悩んでいます。
新型コロナウイルス感染症の拡大で将来会社がどうなるのかも不透明な時代なので、
少額からできる定額の「積立投資」で、投資信託を毎月コツコツ買っていくことを始めました。私はまだ入社4年目で20代半ばの若手ですが、今の状況で「積立投資」と「自己投資」のバランスをどう取っていけばいいでしょうか?転職や起業も経験され、自己啓発の大切さを発信されている大杉さんに、ぜひ若手会社員向けのアドバイスをお願いします。
【大杉潤の答え】「生き残れる経済的手段を」
新型コロナウイルス感染症が発生してから1年以上が経過していますが、いまだに安心して外食やイベント活動などができない状態です。飲食業や旅行関連産業など多くの企業で売上が大幅に下落して、どんな企業でも先行きの業績が不透明だという危機感が強くなっています。今や大企業に入社すれば終身雇用制で一生安泰という時代ではなくなりました。コロナの影響で2020年3月に世界的な株価暴落が起こったのを契機に、これまで株式投資に興味のなかった若者がネット証券で新規口座を開設し、株式や投資信託への投資を始める動きが起こっています。米国でも日本でも、若者による証券新規口座の開設と投資が急激に増えているのです。
まさに「100%会社に依存する生き方ではなく、どんな世の中になったとしても自ら生き残る経済的手段を持たなければならない」という一人ひとりの危機感の表れでしょう。
これは正しい危機意識であり、行動であると私は思います。
老後2000万円問題をきっかけに投資を始める若者が急増
1: ボラえもん ★ 2021/04/04(日) 10:03:11.82 ID:9gXTMLuW9
5: ニューノーマルの名無しさん 2021/04/04(日) 10:04:37.60 ID:QDfF00V20
必死やな