2021年06月11日06時45分
やる夫今日のポイント:
10日の強い米CPIもインフレ懸念を示す内容でFRBのスタンス変化が懸念されるように
→米雇用統計が弱く、暫くはスタンスに変化なしと思われていた
→米債利回り低下、株価の上値が重い展開
通貨安影響で原油、金高い
ECB
→波風を立てないとの前情報だったが、ラガルドECB総裁の発言などに相場は反応
→欧州でもインフレと成長見通しが上方修正
バイデン大統領とジョンソン英首相が会談を行い、両国のFTA締結に向けて取り組むことで合意
→ポンドにとってポジティブ材料
インドにて死者が突然急増
→11日の死者数も多いので、過去からの分が追加されたわけではなさそう
→カウント能力の向上か、致死率が上がったのか不明なので今後の情報に注意かも
15時00分 英)4月GDP、4月鉱工業生産指数、4月製造業生産指数
23時00分 米)6月ミシガン大学消費者態度指数
おはようございますお。
10日の米CPI発表は市場予想を上回る伸びで、インフレがより意識される形となったお。
発表直後は上昇していた株価指数、ドル円も、米国市場オープン後より米債利回りが低下すると戻り売りに押されたお。
強いインフレ圧力がFRBのスタンスに変化を与えるかもしれないとの指摘があり、早期テーパリングに繋がる可能性もあるので注意かと思うお。
ただし米株価指数の伸び幅は今一つであるものの、S&P500は過去最高値を更新しており、米国株の信頼感が見て取れるお。
参考ソース:米テーパリング、MBSから先行との観測が台頭-住宅市場の活況で
また通貨安や需要増により原油価格や金価格は上昇。
それぞれ1バレル70.15ドル、1オンス1901ドルとなっているお。
ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の購入を高いペースで続けると表明したお。
一応やる事は今までと変わらず。
ただラガルドECB総裁定例記者会見では「(債券購入のペースをめぐり)幾つかの異なる意見があった」との発表だお。
PEPPの購入は2022年3月までと予定されているものの、欧州でもインフレが懸念されている事もあり、早期にテーパリングに関する議論が出てくる可能性は否定できないお。
参考ソース:ECB、緊急購入の高ぺース維持-リスク認識は2018年以来の明るさ
中国商務相と米商務長官が貿易・投資関係推進で一致したとの報道が出ているお。
最近関係が非常に悪化していると思われる米中関係、今後どうなるのか非常に気になるお。
参考ソース:中国商務相と米商務長官、貿易・投資関係推進で一致-電話会談