中国のIT企業は、桁外れのボーナスを奮発することがある。最近は、ファーウェイ(華為技術)の失速で漁夫の利を得ているスマホメーカーのシャオミ(小米集団)が、1人当たり3億円を超える特別ボーナスを支給し話題になっている。月に2回、特別ボーナス大盤振る舞いシャオミは7月6日、精鋭技術者、「新10年創業計画」の第一陣メンバー、管理職など、計122人に1億1965万株の株式を付与する「株式報酬」を発表した。付与総額は31.34億香港ドル(約443億円)相当で、1人あたりだと2570万香港ドル(約3億6000万円)になる。「新10年創業計画」は同社が創業10年を迎えた2020年8月に発表したプロジェクトで、シャオミの価値観やミッション、ビジョンを共有し、優れた成果を出した100人を選抜し、創業者のような気持ちと条件で新事業を開拓してもらう内容だ。同日、雷軍CEOはSNSのウェイボ(微博)で、「1人だと速く走れる。大勢だと遠くまで走れる。シャオミは各層の優秀な人材に成長の手段と手厚い報酬を提供する。人材こそがシャオミの今後10年の基盤だ」と投稿した。
3億円の株式報酬!?
自社株とはいえ凄すぎない?