2021年9月、中央アメリカのエルサルバドルがビットコインを法定通貨とする法律を施行し、世界で初めて仮想通貨を法定通貨とする国家になりました。
そんなエルサルバドルは国家の公式ビットコインウォレットとして「Chivo」をリリースしていますが、国民からは「Chivoウォレットからビットコインが消えている」との声が上がっています。
ところが、Chivoを利用する多くのエルサルバドル人から、「なぜかChivoに保管していたビットコインが消失してしまった」との声が上がっています。
TwitterユーザーのEl Comisionado(@_elcomisionado_)さんは、SNS上で報告されたこれらの事例をまとめたスレッドを投稿しており、
確認された50のケースを合算すると9万6223ドル(約110万円)ものビットコインがChivoから消失してしまったとされています。
実際にChivoからビットコインが消失する問題に直面したというエルサルバドル国家文民警察のZaira Navas氏は、
「私はChivoが安全ではないと思いますし、Chivoはオープンソースではないため、誰も安全であると証明することができません」「(ほとんどの人は)Chivoがどのように動作するのか知りません」と述べ、
多くのエルサルバドル人はChivoを使っていないとコメントしています。
また、Chivoには「詐欺師が30ドルのボーナスを得るために他人の個人情報を悪用している」との指摘も上がっていますが、
記事作成時点ではエルサルバドル政府はこれらの問題に対処できていないとのことです。
引用元:https://swallow.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1640615365/