消費税減税は日本経済の復活にほぼ貢献しない
消費税減税・廃止をすれば、日本経済は成長すると妄想する人がいる。論外だ。
そもそも、日本の税負担は世界40位で、先進国最下位。
消費税の負担で、低所得者が苦しんでいるから、廃止する… https://t.co/qpl4B1mOoK
200万円以下の低所得者は年収に占める消費税負担率は確かに8.9%として、高所得者の4倍も高い。
一方、高所得者は所得税率が24%のに対して、200万以下の場合、所得税負担は約1%。
低所得たる24.1%の納税者は、所得税の1… https://t.co/UqfUgMorSb
すなわち、低所得者の消費税負担は所得税によって、調整されている。
200万円以下の所得の人は、年間、平均して10.9万円の消費税を払っている。消費税を廃止すれば、手取りは10.9万円は増えて、かなりの改善になる。それは事実。
消費税の分がなくなったところで、低所得者は低所得者のまま。問題が緩和されただけで、本質的な解決になっていない。
消費税廃止をしたら、手取りは一回だけ増えるけれども、その後は横ばい。
低所得者の問題は税金の問題ではなくて、所得の問題だ。低所得者の問題を解決するには、消費税減税ではなくて、生産性向上と最低賃金の引き上げしかない。それによって、継続的に所得を増やすことも可能。
消費税減税・廃止を提言する人は、低所得者の問題を解決せずに、低所得者ではないのに、低所得者への同情を煽って、悪用しているとしか思えない。
税の問題ではない。低所得者問題を解決するには、生産性向上しかない。
で、消費税を上げ続けて30年。日本の経済成長はどうなりましたかお?
あと勿論のことだと思いますがアトキンソン氏の会社、今年は経済成長に協力してベアされますよね?
僕のところもしますお。
減税したことが一度もないからな。
あと低所得者のためという理由ではなく、日本の消費活動全体が上向くというのが減税支持の理由かな。
事実、企業誘致や活動を活発にするために法人税は減税されてきたわけで。