米最大の暗号資産（仮想通貨）交換業者、コインベース・グローバルは14日、従業員の18％を削減することを明らかにした。数億ドル規模の時価総額を失った仮想通貨市場はさらに悪化している兆候があらためて示唆された。

コインベースと競合するジェミニ・トラストや、仮想通貨を融資するブロックファイなど人員削減を発表する企業が業界では相次いでいる。両社とも「仮想通貨の冬」が到来したとして、長引く業界の低迷を指摘した。

コインベースはここ数年間で積極的に人員を増やしており、今年だけでも約1200人採用した。同程度の人員を削減し、４－６月（第２四半期）末時点の従業員数は約5000人になる見通し。同社は約１年前に上場して以来、株価が下落。ブルームバーグのデータによれば年初からは80％近く値下がりした。

削減される従業員は最低でも14週間分の退職金と、勤続１年につき２週間分の追加退職金を受け取るという。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-14/RDGWQNT0G1KY01

ピークから65%暴落