ロンドン(CNN Business) 仮想通貨(暗号資産)の売りが和らぐ兆しが見えないなか、ビットコインは今週も下落が続き、15日には一時2万ドル(約270万円)付近まで値を下げた。
暗号資産取引所コインベースのデータによると、仮想通貨で最も時価総額が大きいビットコインは13日以降で約15%、10日以降では3分の1近く下落した。6万9000ドル前後で取引されていた昨年11月の過去最高値からは約70%の下げとなる。
2万ドルを割り込めば、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中にブームに沸いた仮想通貨市場にとって厳しい節目となる。
外国為替証拠金取引(FX)取引大手オアンダのシニア・マーケットアナリスト、クレイグ・アーラム氏は「2万ドルを割り込めば大きな心理的打撃になる。ビットコインのさらなる急落を招く可能性もある」と指摘する。
世界の主要な中央銀行がインフレ抑制を目的に利上げに踏み切るなか、トレーダーは値動きの激しい暗号資産を含む高リスク投資から手を引いている状況だ。
苦境の仮想通貨業界はさらなる痛みに身構える。
コインベースは14日、差し迫った不況と「暗号資産の冬」への懸念を理由に、全従業員の18%に当たる1000人を解雇すると発表した。同社の株式は昨年4月の新規株式公開(IPO)以来、低迷しており、一時1000億ドル近かった評価額は120億ドル以下に落ち込んでいる。
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