1億円以上の役員報酬を開示した企業が287社で、人数は663人。前年比で34社、119人増と2010年3月期からの開始以降で最高の数字となっています。
日本人の平均年収でみると30年前と同じ400万円台ですが、一部の企業などでは業績や賃金が上がっていることを表しています。
そこで今回は特に日本のミリオネア(年収1億円以上)に焦点を当て、世界と比較した富裕層の割合などを確認していきます。
富裕層の資産はどれくらいか
野村総合研究所のデータを参考に。富裕層とはどのような方を指すのか確認しておきます。
上記によれば、富裕層とは「1億円以上5億円未満」の純金融資産保有額がある世帯と定義されています。やはり、1億円という数字が目安となっているようです。
世界との比較、日本で100万米ドル超をもつ富裕層の割合
富裕層の目安となるミリオネアの割合と人数をクレディ・スイス「グローバル・ウェルス・レポート 2021」を参考に世界と比較して確認します。
【富裕層】100万米ドル超をもつ人数と割合
全体 5608万4000人
1.アメリカ 2195万1000人(39%)
2.中国 527万9000人(9%)
3.日本 366万2000人(7%)
4.ドイツ 295万3000人(5%)
5.イギリス 249万1000人(4%)
6.フランス 246万9000人(4%)
7.オーストラリア 180万5000人(3%)
8.カナダ 168万2000人(3%)
9.イタリア 148万人(3%)
ミリオネアの総数(資産100万米ドル超)は世界で約5608万人です。
日本が占める割合は7%で約366万人でした。
日本の平均年収は伸びていないですが、世界の中で見るとお金持ちの数は多いと言えるでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/37b513093af5778c3365535378efcd725d1801a6