2022年の同期間に比べ約3倍となった他、1~8月の累計としては過去10年間で最多ペースに迫る」という帝国データバンクのニュースが話題になり、私、肉おじさんのところにもこれは本当か? との問い合わせがありました。
換気が良く3密回避ができ、1人焼肉スタイルも登場し、コロナ禍でも好調と言われ、店舗数も増えた焼肉店が、今年になって苦戦。
とはいえ、倒産、廃業しているのは、実は町場の個人経営の焼肉店がほとんどで、多店舗展開をしている焼肉店の倒産の話はあまり聞きません。
焼肉店は「五重苦」に見舞われているそもそも今回の焼肉店が倒産に追い込まれている理由は、
1. ウクライナ危機をきっかけとする、輸入頼みの餌代の高騰による牛肉(和牛、国産牛)の値上げ、円安による輸入牛肉価格の高騰
2. 「ワタミ」や「幸楽苑」などの大手の参入
3. デフレ慣れした消費者が多く、値上げができにくい現状
――この三重苦と言われていますが、実は、
4. 人手不足による人件費の高騰
5. 光熱費の値上がりと設備投資の高騰
――の2つを合わせた「五重苦」というのが現実です。
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