白書は「動き始めた物価と賃金」を副題に掲げ、「こうした物価上昇を契機として、消費者の物価上昇予想が高まり、ゼロに張り付いてきた価格が動き始めることで、デフレ脱却に向けたチャンスが訪れていることを見逃してはならない」と明記した。
成長期待を高めることでデフレ脱却に確実につなげるため、「日本銀行と緊密に連携し、物価に加え、賃金や企業収益といった分配面も含め、 マクロ経済環境をよく注視しながら経済運営」に当たる必要性にも言及した。
日本の物価上昇圧力は欧米と比べて弱く、「デフレ脱却に向けて十分とはいえない状況にある」としていた昨年の白書から一歩踏み込む内容となった。今年の春闘は約30年ぶりの高い水準の賃上げが実現し、消費者物価は日銀が掲げる2%の物価目標を上回る3%台の高水準が続いている。政府によるデフレ脱却宣言が視野に入れば、日銀による金融政策の正常化を後押しする可能性がある。
第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは、来期の賃上げ状況がはっきりする「来年4月以降には政府がデフレ脱却宣言をできる環境が整う」と指摘。賃金上昇を伴う形で2%物価目標が持続的・安定的に実現され、「出口が展望できるのではないか」との見方を示した。
政府・日銀は13年に合意した共同声明で、デフレからの早期脱却と持続的な経済成長の実現に向けた政策連携の強化で合意。日銀の物価目標も明記された。政府がデフレ脱却を宣言すれば、声明見直しについても市場で観測が高まるかもしれない。日銀の植田和男総裁は4月の岸田文雄首相との会合後に、共同声明について「考え方は適切であって、直ちに見直す必要はないという点で一致した」と述べていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad522e55cd005fc211912a97992029455a614cb
最近の記事かと思っていたら8月のだったお。
この頃から日本は確かに外的要因により物価は上がったけれど、個人消費は低迷しGDPはマイナス成長。
負担を下げてでも消費を喚起していかないと安定的な物価上昇・賃上げには繋がらないんじゃないかなと思うお。
共同声明の内容は悪くないと思うんだが、消費の方に関しては逆風が多いのが難しいな。
他にも多くの人の手間を増やしコストに見合わない徴税をするのではなく、省力化をしてマクロ的な景気回復を目指してほしいなとは思うな。
投資情報の速報twitterリストを作ったのでもしよかったらだお
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