お見合いして交際に入ったのは、IT企業で働くまきお(41歳、仮名)で、年収が1300万円あった。
「高収入で年齢も近い。これでお人柄が良かったら、ぜひお付き合いしてみたいです!」と言って、お見合いに臨んだ。まきおは物腰がやわらかく、映画好き、おいしいものを食べるのが好きという趣味もよりこと合って、お見合いはとても楽しかったようだ。
「交際希望でお願いします。あちらも交際希望を出してくださるといいな」と、いつになく乗り気だったので、交際になったときにはとても喜んでいた。
ところが、ファーストデートを終えて、交際終了を出してきた。
「ランチをしてから映画を観に行くことになっていました。ショッピングモールに入っている映画館だったので、そのモールの中にあるレストラン街で、まずはランチをしました。1人1500円程度のランチだったんですけど、そこが割り勘でした。映画のチケット代も割り勘。
私の5倍以上稼いでいるのに、何だか腑に落ちなくて」
そして、続けた。
「年収が450万円の男性とお付き合いしていたときも、デートが割り勘でした。そのときは、こんなに腹が立たなかった。
まきおさんは1300万円も稼いでいるのに、割り勘ってどういうこと?って。
彼の半分以下の年収の男性でも、デート代をすべて出してくれた人はいました。
まきおさんって、人のためにはお金が使えない。それが彼の人間性なのだと思います」