まずはドル円相場の変遷です。日銀の植田和男総裁の就任1年となる4月9日に円安が一段と進み、4月24日には「節目」とされていた1ドル=155円を突破しました。日本銀行が金融政策の現状維持を決定した4月26日には円安が加速し、瞬く間に、158円台となりました。これは、最近何度も聞く「34年ぶり」の円安ドル高の水準です。
その後、4月29日には160円まで進んだ一方で、数時間のうちに154円台まで急騰し、「為替介入があったのでは」という思惑も広がりました。
今後もこの円安傾向は続くのか。大和証券でチーフエコノミストを務める末廣徹さんは、
(抜粋)
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