■“闇バイト”採用担当が語る巧妙手口
実際、今はどんな投稿が多いのでしょうか。
ジャーナリスト 石原行雄氏
「例えば鉄板のワードとしてですね、高額日払いみたいなものがあるんですけど。『高額の案件多数』『ホワイト案件から幅広くご紹介できます』。これ非常に怪しいですね」
「高額」「即日即金」「ホワイト案件」。SNS上にあふれる闇バイトと思われる募集の数々。ジャーナリストの石原行雄氏がダイレクトメッセージを送ってみると、すぐに秘匿性の高いメッセージアプリへ誘導されました。
DM
「シグナルというアプリ入れてご連絡お願いできますか?」
内容を詳しく聞くため電話での説明を求めると、個人情報を送ってからでないと、直接話すことはできないと電話を拒まれました。
石原氏
「履歴書を受け取って、身分証明書を入手してからじゃないと、通話をしないというケースが増えているんですね。よりガードが固くなっている」
別の闇バイト募集のアカウントに接触してみました。
石原氏
「送ってすぐ4秒で返事きてますね。開いてみると、いきなりテレグラムへ誘導された」
さらに、秘匿性の高いアプリにきたメッセージを開いた途端、着信がありました。
石原氏
「もしもし」
“闇バイト”リクルーター
「もしもし、お疲れ様です」
清水と名乗る男は、こちらの年齢や住んでいる場所を確認し…。
“闇バイト”リクルーター
「スーツあります?」
石原氏
「スーツ持ってます」
【中略】
“闇バイト”リクルーター
「Bluetoothのイヤホンを片耳ずっと通話状態にしていてもらうので。
プレイヤーと呼ばれる人(指示役)から指示してもらうので、それを(指示役の話を)そのまま続けて言ってもらうだけ。
基本的に一人暮らしのババアしか狙わない。そこは安心してください」
【中略】
■報酬1回10万円も 応募者は「人生どうでもよくなった奴」
報酬についてはこう話します。
“闇バイト”リクルーター
「他だったら5%が基本。うちのところは10%でやっている。1回やったら100万円くらい。そのまま10万円持っていってもらって、残りの金額をコインロッカーに入れたりっていう形」
だまし取った金額の10%が報酬になるといい、簡単に大金を手に入れることができると誘います。
石原氏
「一つ心配なのは、ニュースで捕まる人がいるみたいな、そういうのっていかが?」
“闇バイト”リクルーター
「それは多分、下手くそなところで“ばんかけ”されてそのままパクられるっていうのがほとんど」
石原氏
「“ばんかけ”というのはなんでしょうか?」
“闇バイト”リクルーター
「職務質問っていうんですけど。基本的にオドオドしてなく堂々としてれば、“ばんかけ”=職務質問食らうこともない。そこは大丈夫」
石原氏
「実は私、テレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショーという番組の取材の者。それで、いろいろ話を聞かせていただいている。さらに色々質問あるので、お話続けさせていただいて良いでしょうか?」
“闇バイト”リクルーター
「ああ」
取材だと明かした後も、男は一切ひるむことなく話し続けます。
石原氏
「応募してくる人っていうのは、いまだにたくさんいる?」
“闇バイト”リクルーター
「借金まみれのやつとか、人生どうでもよくなった奴とかが来る」
石原氏
「どういう感じの人が多い?」
“闇バイト”リクルーター
「若い人多い。ギャンブルとか、そこら辺の奴らは最近多い。闇金からも追われたりとか、消費者金融から催促も止まらないとか。電気、水道、ガス全部止まって家賃も払えていない。そういうやつっていうのは、もう人生どうでもよくなってるやつらばかり」
闇バイトへ応募してくる人は、後を絶たないといいますが…。
前略と中略と続きは
Yahooニュース テレ朝news
2024/10/29
https://news.yahoo.co.jp/articles/9973ad9bbb5a27a49667501fc3b72c164238e773
https://news.yahoo.co.jp/articles/9973ad9bbb5a27a49667501fc3b72c164238e773?page=2