東京・目黒区にあるクリニックでは、一般の外来のほか、新型コロナの検査などを行う発熱外来を受け付けています。
クリニックによりますと発熱外来を訪れる人は、先月は1日5人程度でしたが、年明けは20人から30人ほど、今週に入ってからは35人から40人ほどに急増していて、現在では、検査の結果、3割以上が、新型コロナの陽性となる日もあるということです。
このクリニックの検査ではデルタ株かどうか判別することができるということですが、ほぼすべてがデルタ株以外であるという結果がでていて、クリニックでは都内の感染状況などからオミクロン株とみています。
現在、フロアを分けたうえ一般外来と発熱外来に医師2人で対応していますが、最近は発熱外来の対応に追われ、一般外来は原則、予約制に変更し受け入れ人数を制限するなど診療に影響も出始めているということです。
「ひでまる救急クリニック」市丸秀章院長は「受診者数が増えてきた正月明けから、急患や一般の患者さんがつらい症状で来てもいったん帰ってもらうような心苦しい状況も出てきている。現状は発熱外来を何とか1人でも受け入れようと動いているが、本来の『地域のクリニック』としての役割、そちらに貢献できていない不本意な状態です」と話していました。
発熱外来の患者は年明けから急増
クリニックによりますと、発熱外来の患者は年明けから急増し、検査の陽性率も今週に入って高まっているということです。
このクリニックの検査では陽性か陰性かに加えてデルタ株かどうか調べられるということですが、ほぼすべてがデルタ株ではないと判定されていて、クリニックではオミクロン株とみています。
院長は「正月明け、一気に陽性率が10%以上にまで上がり、さらに成人式などがあった3連休後の今週、発熱外来を訪れる人は1日35人から40人ほどになり、陽性率が30%以上になった日もある」としています。
「一般外来の予約を制限せざるを得ない」
クリニックでは1階を発熱外来2階を一般外来とフロアごとに分けて医師2人態勢で診療にあたっていますが、一般の外来への影響も出始めているということです。
院長は「発熱外来と分けて一般の内科、外科、救急も開けていますが発熱外来の対応に追われ一般外来の患者さんの予約を制限せざるを得ない。現状は発熱外来を何とか1人でも受け入れようと動いているが、本来の『地域のクリニック』としての役割、そちらに貢献できていないのが不本意な状態です。スタッフに疲弊も出てきていますし、マンパワーへの懸念が出始めている」と話しています。
一方、これまでに、新型コロナの感染が確認された人の症状は発熱やのどの痛みなどの症状が多いということです。
陽性と判定され自宅療養やホテル療養となった人に対しては薬を処方し、薬局から配達して届けているということです。
市丸院長は「正月などに集まることがあったせいか、1人の感染者に対する濃厚接触者が多い印象だ。接触を避けて静かに過ごす時期に入らざるを得ない状況に近づいていると感じる」と話していました。
NHK 2022年1月15日 20時38分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220115/k10013432141000.html
引用元:https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1642254784/