宝島社が6月7日に出版した『年収200万円で豊かに暮らす』(759円)という書籍がTwitter上で物議を呼んでいる。6月20日ごろから書籍名の一部を引用した「年収200万」がTwitterのトレンド入りを果たし「色々と地獄を感じた、これを見た時」などの意見が挙がっている。国税庁の調査を使い、「年収200万円」の国民構成比を調べてみた。
「年収200万円」という単語は、精神科医を名乗るユーザーが6月19日、書籍画像とともに「色々と地獄を感じた、これを見た時」とした投稿がきっかけとなり、話題となった。
宝島社の公式Webサイトに掲載の書籍情報によると、著者は資産形成を手掛けるマイエフピー代表で、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。本では食費の節約方法や整理整頓術などを紹介しているという。横山さんは他にも『年収200万円からの貯金生活宣言』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などの著書がある。
「年収200万で暮らせるわけない」 「病院にも行けない」悲痛な声も
Twitterでは「年収200万で豊かに暮らせるわけねぇだろ」「年収200万だと、金がもったいないと思っちゃって病院に行く気すらも起こらないんだよ」といった意見や「こういうのがスタンダードになると、日本全体が豊かじゃなくなり、衰退する」と日本の将来を不安視する意見も上がった。
戦時中のスローガン「欲しがりません勝つまでは」「贅沢は敵だ」などを引用して批判する意見や、この書籍の価格が759円であることから「年収200万円なら、そもそもこの雑誌は高くて買えない」などの意見も出た。
“「年収200万円」論争”には、作家の古谷経衡さんも参戦。自身の公式Twitterアカウントで「『年収200万で豊かに暮らせます』というコンセプトの雑誌は、あなたに奴隷でいる事を強いるプロパガンダだ」と痛烈に批判し「年収200万で豊かに暮らせることは絶対にない。200万円で豊かに暮らす事を強いているのなら、それは欺瞞であり、強権であり、詐術」などと投稿した。
(略)
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/2206/20/news152.html
この本が出たのは2018年、それに作者はそんな事を考えていないと思うお。
節約本も迂闊に出せない時代かぁ。
高級志向な本もあるわけだし、こういう本があってもいいだろうと俺は思うんだが。
別に本当に200万円で暮らすわけではなく、節約テクニックの参考にという使い方もできるわけだし。