河野太郎行政改革担当相(58)が、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に向け、SNSなどを使った〝空中戦〟を繰り広げている。
総裁選用のツイッター新アカウント「河野太郎@自民党総裁選」は、13日までにフォロワーがすでに10万人を突破した。
党内ではその反響の多さに「ビックリ!」という反応がある反面、脱原発の持論を封印する優柔不断さなどから「総理総裁として覚悟があるのか、見極めたい」と厳しい声が上がっている。
自民党関係者はこう警鐘を鳴らす。
「河野氏への期待は世代交代、派閥利権政治の打破をやるのかです。国民からは岸田文雄氏や高市早苗氏より人気が高い。
しかし〝ドヤ顔〟でいると、あとでしっぺ返しに見舞われます」
総裁選は、1位が過半数の票に届かなかった場合、次点との自民党国会議員だけによる決戦投票ルールだ。
河野氏をめぐっては「1回目の投票で1位通過でも、圧勝していないと総理総裁の椅子には座れない」という情勢分析が早くも党内に駆けめぐっている。
「決戦投票に持ち込まれたら、河野氏の改革姿勢にダメ出しの派閥領袖らの締め付け
安倍晋三前首相や麻生太郎財務相の傀らいである岸田氏が逆転する可能性が十分あります」(自民党議員)
総裁選といえば、小泉純一郎元首相が2001年の総裁選で「自民党をぶっ壊す!」と叫んで絶大な支持を受け、新総裁に選出されたことが語り草になっている。
だが「河野、岸田、高市3氏は、ともに小泉元総裁のような迫力が感じられないのが残念だ」と肩を落とす自民党議員も。
果たして、河野氏は〝先行〟のままゴールまでたどり着けるか。
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