仮想通貨の大手取引所「コインチェック」から大量の仮想通貨が流出して、2日で1週間になります。自分の資産の行方や今後の補償について詳しい説明がないとして、利用者らが3日に東京で集会を開き、会社に対して団結して対応を求めていくことになりました。
コインチェックでは、大量の仮想通貨「NEM」が流出して以降、サービスの一部を停止していて、利用者は預けている仮想通貨などを引き出せない状態が続いています。
首都圏に住む自営業の男性も、預けていたNEMとは別の仮想通貨だったのになぜ引き出せないのか説明はなく、不信感を募らせていました。男性がインターネット上で聞いてみると、同じように自分の資産の行方や流出したNEMの補償が本当に行われるかわからないといった不安や不満が多くの利用者から聞かれたということです。
このため、男性が団結して対応を求めようと呼びかけたところ50人ほどが集まり、3日に東京で弁護士も交えて集会を開くことにしています。
男性は「顧客の資産を分別して保管していればサービスの再開には1週間もかからないはずで、『資産がなくなって出金できない』と言われることを心配している。コインチェックには払い戻しができることをきちんと証明してほしい」と話しています。
NHK:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/k10011313181000.html