世界情勢の緊張に高まりを不安に思う人もいるだろうが、日本で購入できる「核シェルター」があるのをご存じだろうか。
それが「CRISIS-01」(クライシス ゼロワン)。鉄板や鉛板で覆われた地上設置型のシェルターで、放射性物質や生物・化学兵器などで汚染された外気をろ過する、イスラエル製の特殊な空気フィルターなどを備えているという。
筐体は重厚感あるデザインで、重量は約2.3トン。大きさは幅が約4メートル、奥行きが約2メートル、高さが約2.15メートル(いずれも外寸)になっている。内部の広さは約10平方メートルで、大人だけなら3人ほど、子どもを含めるなら4~5人ほどが避難できるという。
本体価格は660万円(税込)で、一般家庭の庭や駐車スペースにも普通自動車1台分のスペースがあれば設置可能だという。エアコン標準装備で換気機能なども備えているため、平常時には書斎や仕事場所としても活用できるとのことだ。
※設置には本体代金のほか、運搬費や工事の施工費などがかかる。建築確認申請は基本的に不要だが、設置する地域によっては必要な場合もある。
空気中の放射性物質などから身を守る
CRISIS-01は2021年12月に発表され、約1年間で7台以上を販売したという。核の脅威にはどう対処できるのか。製造元である「直エンジニアリング」(茨城・結城市)の開発者に聞いた。
――CRISIS-01の設備や機能を教えて。
イスラエル製の放射性物質除去フィルター「レインボー72R」をはじめ、冷暖房エアコン、照明、高密閉の換気扇、ステップ階段、非常脱出扉、外部電源口、防犯カメラなどを備えています。内部にはコンセントも備えているので、仕事などいろいろな用途で使用が可能です。
北ミサイル発射で660万円の「核シェルター」に問合せ続々…一般家庭の庭先にも設置可能 実力を製造会社に聞いた
11/10(木) 7:01配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/084c037d19c6e752bedf6377e3b7d5de9d6820f3