長きに渡って戦っている突然やってくる背中の痛み。痛くて集中力が続かなかったりしたが、その原因は、予想もしなかった姿勢の歪みだったとわかった。
時折、背中が痛くて辛いことがある。具体的には、左の肩甲骨の若干右下あたりの、肩甲骨と背骨の間辺りだ。痛みはいろんなタイミングで襲ってくる。
仕事でパソコンに向かっているとき、座ってテレビを見ているとき、スマホで動画を見たり、SNSをチェックしているときなどだ。痛くて横になったりするが、改善はされず。
しかし、いつの間にか痛みが和らいだりする。仕事中だと集中力が落ちてしまい、業務の進行に影響が出てしまう。とにかく痛いのだが、原因もよくわからないし、何かしらの無理な運動で痛めただとか、筋肉痛だとかのような痛みではないため、原因を探ることがそもそも難しかった。
時間をかけて色々と調べていくうちに、この痛みの原因は背中のコリが原因ではないかと疑うようになった。姿勢が悪い人によくあるそうだが、背中が凝ってしまうのだとか。
首や肩のコリは一般的で、馴染みも深いが背中もコリがあるのかと初めて知った。確かに、背中にも筋肉があるのでよくよく考えると不思議ではない。姿勢が悪いとお腹のたるみ等他にもいろんな健康被害が出るので、これを機に姿勢矯正を行うことにした。
具体的に何をしたらいいのかわからないので、とりあえずお試し体験をしていたカイロプラクティックに行ってみた。一回の体験でそれなりに体のスッキリした感じと、鏡で見たときに姿勢が少しまともになったような気がすると思ったので、その後二年ほど通ってみた。
二年ほど通うと、背中の痛みを感じることは殆どなくなった。
姿勢の矯正がうまく行ったのか、周りからも最近姿勢良くなったよね、とか、座ったときの背筋がきれいだねと初めて姿勢について褒められることもあったので、客観的に見ても姿勢矯正の効果はあったようだ。
主観的な効果といえば背中の痛みを最近感じないなとふと思った。
おそらく姿勢の改善がきっかけとなって背中のコリが発生しにくくなり、背中の痛みが発生しなくなったのではないかと思う。
しかしながら、あることをきっかけにカイロプラティックに通うのをやめてしまい、半年ほど経つともう背中が痛くて痛くてたまらない日がまた出てきしまった。
継続的に姿勢の矯正を行い、なおかつ同時進行で姿勢の歪みが発生する原因を突き止めて、根本の原因を取り除くこともしていかなければ永続的な効果とはならないと実感した。
背中のよくわからない痛みで悩んでいる人がいたら、背中のコリを疑ってみてもいいのかもしれない。特に、普段から自動車の運転の時間が長い人、スポーツで、片側の筋肉が発達している人、座ったときについ足を組んでしまう人、デスクワークの長い人、姿勢が悪い自覚のある人…こういった人は姿勢の歪みから背中の痛みが発生している可能性がある。自分ではわかりにくくても、他人に客観的な目線で見てもらうと姿勢の歪みは発見しやすいので、ぜひ一度姿勢矯正を受けてみるといいのかもしれない。長らく続いた体の不調が改善される可能性がある。ぜひ試していただきたい。
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