フランスから朝9時に配信を開始
(略)
司会者:はい、じゃあ次は僕からちょっと質問させていただきますね。これは事前にもらったものです。
ちょっと自己紹介も兼ねてというところで、「ひろゆきさんがエンジニアであるということを知って驚きました。実際にふだんはどんな言語で何を作ったりしているのでしょうか?」という質問です。
ひろゆき:まぁ(笑)。「ゴリゴリにコードを書く」と言われたんですけど、そこまで最近は書いていないです(笑)。
司会者:でもやはり、まだ書いてはいるんですよね?
ひろゆき:書いてはいます。要は自分が作ったサービスや関わっているサービスとかを直さなきゃいけないところは直すとかなので、イチからバリバリ書くとかはもうそんなにやっていなくて。なので、FortranとかPHPとかで書いています。PHPはチョコチョコいじっています。そんな感じですね。
無料CGIサーバーを渡り歩いた2ちゃんねる運営
司会者:じゃあ、これもそれに関する質問で。「『2ちゃんねる』も、ひろゆきさんが実際に開発からされたのでしょうか? また、エンジニアとしての苦労話があれば教えていただきたいです」とのことです。
ひろゆき:2ちゃんねるはPerlという言語で書いたんですけども。最近はPerlでイチから書くみたいな話は聞かないですよね。
司会者:まぁ、YAPCとかでは一応ありますよね。
ひろゆき:ありますけどね(笑)。はい。なので、一応Perlでやったんですけど。苦労したというのはエンジニアリングで苦労したというよりは、当時作ったのが21歳とかそれぐらいだったんで、お金がなかったので無料のサーバーをひたすら使っていたんですよね。最近はもうほぼ見ないんですけど、昔だと「GeoCities(ジオシティーズ)」みたいな感じで、無料でホームページを置けます、みたいなのがいっぱいあったんですけど。
その中で海外を見ると、たまに無料でCGIが置けるサイトというのがあったんですよね。なので、世界中のタダでCGIが置けるサイトを見つけては、そこでアカウントを開いて「2ちゃんねる」を置いて。それで「トラフィックが増えた」って怒られて閉鎖されて。
なので、閉鎖される前に新しいサイトの新しいアカウントを用意しておいて、「ここはもうじき閉鎖されるだろうから、こっちに移動しよう」みたいな、そこらの綱渡りをずっとやっていたところのほうが、けっこう面倒だったなというのは、ありますね。
司会者:なんかエンジニアとして、ひろゆきさんはどういうタイプなんですか? それこそコードをどういうふうに書くタイプとか、こういう流儀とかあるんですか?
ひろゆき:それでいくと、いろんなホスティング会社を渡り歩かなきゃいけないので、どこのサイトに行っても動くコードを書かなきゃいけなくて、わりとそのサーバー依存したコードを書かない、ということはやっていましたね。
なので、確かその当時のメールまわりとかは自分で書いちゃっていたかな? なんか要は「こういうのが置いていないとそのサイトで動かないよね」とかなったり。なので、なるべくそういう依存関係をなくす感じでやっていましたね。あとはパスが通らない場合とかもあったりするので。